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長崎みやげ話

  • 対馬のいりやきそば 2010年11月24日
    対馬のいりやきそば
     しんなりしたキャベツとこんにゃく、味のしみた歯ごたえのある鶏肉、そしてつなぎを一切使わず、100%天然のそば粉を用いた対州そば。対馬では「いりやきそば」というメニューで味わうことができます。スープは鶏肉で出汁をとったもので、少々甘いしょうゆ味という印象でコクがありました。  驚くほど鶏肉に味がしみていて、食べごたえがあり、そばにも弾力がありました。あっという間に食べてしまうと、スープも飲み干してしまうほど独特の味がありました。  散策の途中にも、気軽に食べられることもあり、しかも体は中からポッカポカになれる食べ物です。  もともと対馬では、農地が少なく、米がほとんど採れなかったため、山の斜面を利用して蕎麦が各地で栽培されていました。中国の雲南地方から朝鮮半島を経て対馬に伝わったといわれています。  小麦粉などのつなぎ粉や卵、山芋などのつなぎを一切使わないので、そば独自の風味が広がり素朴な味がいっそう引き立ち、香りが高くコシがあると食通の方々にも評判です。    対馬ではそばをメニューに扱っているお店などで味わうことができます。  対馬に来たら、一度は食べてみてくださいね!
  • 対馬バーガー 2010年11月24日
    対馬バーガー
     対馬市厳原町は、10万石の城下町風情をはじめ、万松院や金石城跡、県立対馬歴史民俗資料館、朝鮮通信士に関わる史跡など散策して回れる場所がたくさんあります。しかし歴史スポットを散策してると、どうしても途中で小腹が空いて困りませんか?  そんな対馬で、ちょっとの時間で食べて元気に散策できる食べ物を見つけました。今注目されている「対馬バーガー」です。  対馬の特産品を活かして若者向けに開発されたという対馬バーガーは、肉と海産物が一緒に味わえるというハンバーガーです。ひじきが練り込まれたひき肉と、バターと醤油で味付けされ鉄板で焼かれたイカがパンとレタスに挟まれているのです。  いったいこれはどんな味になるのか?と思って食べてみると、普通においしい!  ひじきや肉、イカの味がそれぞれに独立しているわけでなく、味も歯ごたえもバランスがとれていて実に美味しいのです。目をつぶって食べてみると、イカはエノキかと間違うくらいに似た歯ごたえで、食感自体も楽しめます。  旅には、その地域の特色を活かした食べ物に出会うことも欠かせません。そういう意味では、こんなにも手軽に食べることができて、地元の新鮮な産品を味わえるというのはうれしいですね。1個550円と少々高い感じがありますが、作り置きではなく、注文後に作られるため、新鮮で美味しく、ボリュームにおいても満足できますよ。  また現在では、「とんちゃんバーガー」も人気がでています。この「とんちゃん」とは、戦後、上対馬町在留韓国人が伝えたといわれる韓国風焼き肉のことで、その後上対馬の各精肉店が工夫を重ね、豚の肩ロースをしょうゆ、みそ、砂糖、ニンニク、ごま油などを調合した甘めのたれに漬け込んで日本人好みの味付けにされました。今では上対馬のソウルフードとして親しまれており、数々のB級グルメコンテストにも出場し、注目を集めています。  このとんちゃんをトマトとレタスと一緒にパンで挟んだバーガーは、にんにくのスパイスも効いており、散策で疲れた体も思わず回復!今後のグルメについても、対馬は目が離せません。対馬へ旅するのが楽しみですね。 対馬バーガー KiYo(キヨ) 地図に位置する「対馬屋台横丁」ビルの1階入ってすぐ右側にある「対馬バーガー KiYo(キヨ)」で販売されています。   営業時間:11:00〜23:00 定休日:月曜 TEL:0920-52-0873   近くには長崎県立対馬歴史民俗資料館や金石城跡、万松院、厳原八幡宮神社、雨森芳洲や陶山訥庵の墓など徒歩で5分程度の史跡がたくさんありますよ!
  • 長崎県立対馬歴史民俗資料館 2010年11月10日
    長崎県立対馬歴史民俗資料館
     格式ある10万石の城下町の風景を残している厳原。対馬市役所から2、3分歩いたところに、長崎県立対馬歴史民俗資料館があります。  大陸にもっとも近い国境の島・対馬は、その地理的条件から日本と大陸との文化交流の重要な拠点でした。この長崎県立対馬歴史民俗資料館には、大陸との文化交流を実証する考古資料をはじめ、中世から近世にかけての古文書など貴重な歴史・文化遺産が数多く残されています。  早速、館内へ入ってみよう! 朝鮮半島との交流  古来より対馬の文化は、朝鮮半島ぬきには考えられません。対馬島内のあちこちの遺跡から発掘された遺物のなかからは、朝鮮半島からもたらされた土器が数多く発見されており、古くから朝鮮半島との交流があったことを物語っています。またこの資料館では、朝鮮通信使に関する資料も充実しています。日本と朝鮮の修交を目的として派遣された通信使の行列の様子がわかる絵巻など貴重な資料をみることができます。 宗家文庫史料  鎌倉時代中期から幕末まで約600年にわたって対馬を治めてきた宗氏の資料も揃っています。江戸時代約230年の間に記録された対馬藩の記録や大名道具などの「宗家文庫史料」が保管されています。この史料は江戸期の日朝外交を支えた対馬藩の歴史がよくわかる貴重な史料です。 その他見どころ  江戸時代に韓国釜山にあった対馬藩の外交・貿易の最前線の場所、倭館を描いた「草梁倭館絵図」や伊能忠敬(いのうただたか)一行が測量に訪れたときに絶賛したという1700年(元禄13)完成の「元禄対馬国絵図」も収蔵されています。この絵図は、現在の対馬の衛星写真が側に展示され比較できるようになっていますが、当時の対馬の地図がどれだけ正確に描かれているかがよくわかります。  資料館のそばには、「誠信之交隣」と題した雨森芳洲(あめのもりほうしゅう)の顕彰碑や「朝鮮国通信使之碑」が建っています。資料館を下って国道382号とは反対方向に歩いて3分程度のところには、金石城跡や旧金石城庭園、李王家・宗伯爵家御結婚奉祝記念碑(りおうけ・そうはくしゃくけごけっこんきねんひ)、万松院などの史跡があり、対馬の歴史を知るうえでも貴重な場所です。また市役所前を通り、歩いて2、3分のところには西山寺があります。ここは景轍玄蘇(けいてつげんそ)がひらいた禅寺・以酊庵があったところです。以酊庵といえば、朝鮮との外交に関する往復文書を取り扱っていた場所でもあります。  対馬と朝鮮半島の歴史やこれまでの文化交流を想像しながら散策してみてはいかがですか? 長崎県立対馬歴史民俗資料館 長崎県対馬市厳原町今屋敷668-1 TEL:0920-52-3687 [開館時間] 午前9時から午後5時 [休館日] 12月28日〜翌年1月5日まで 毎週月曜日(祝日のときはその翌日) 資料点検整備期間(年1回10日以内) [入館料] 無料 URL: http://www.pref.nagasaki.jp/t_reki/
  • ほっとふっと 2010年10月27日
    ほっとふっと
     小浜歴史資料館から海辺を見渡すと、小浜マリンパークが見えます。そのマリンパークの先、海岸線に沿って長〜くのびる施設と湯けむり・・・。何だろうと思って近づいてみると、日本一長い足湯でした。  この施設は、平成22年2月22日、熱量日本一の小浜温泉にオープンした足湯「ほっとふっと105(いちまるご)」です。源泉も湯棚として足湯のすぐそばに公開されています。上から下にお湯が降りていく間に温度が下がって、足湯に到達する頃にはちょうどいいくらいの温度になっています。湯棚の裏には、蒸し窯が設置されており、無料で卵や野菜、魚介類などの食材を持ち込んで食べることができるのです。蒸す時に利用する竹かごも無料で借りることができます。蒸す目安時間も表示されていますので、蒸し上がるまでの時間を足湯で楽しむことができます。食材は用意しないといけませんが、足湯や蒸し窯などの施設利用はすべて無料です!ともだち同士やファミリーで楽しんでみてくださいね。    足湯施設では、腰掛け湯はもちろんですが、こんなに長い足湯なのでウォーキングができる場所もあります。  5分くらい足を浸けて腰掛けていると、お湯に浸かっている肌の部分が赤くなります。赤くなった足を見せあいながら楽しそうにしている家族やカップルのあたたかい笑い声も聞こえてきます。「ほっとふっと」という名称の由縁ですね。  奥の方に進むにつれ、温度はゆるやかに下がりますが、一番奥には、なんとペット用の足湯スペースがありました!これならペット同伴で足湯を楽しむことができます。愛犬との散歩コースも決まっちゃいそうですね。  多くの観光客の皆さんが利用していますが、地元の方々の利用も目立ちます。散歩や買い物、部活帰りに立ち寄るなど、夕方まで利用者がとにかく多い!! 人が集まるこの足湯は、観光客にとって、地元の方々とのコミュニケーションや町の情報収集にも役立ちそうですね。  この小浜温泉はもともと夕陽が美しいことでも知られています。足湯に浸かったまま、夕陽に癒されるのもすごく贅沢な過ごし方かもしれませんね。  すぐそばには露天風呂「波の湯 茜」があります。足だけでなく、全身暖まりたい方にはオススメです。満潮時は海面との差が20cmしかありませんので、打ち寄せる波の音を聴きながら海の絶景をゆったりと楽しむことができます。   ●波の湯 茜[利用料]  大人 300円 小学生以下 200円  [利用時間]  7:00〜19:00(荒天等の場合は入浴できません) ほっとふっと105(いちまるご) ほっとふっと105(いちまるご)は、小浜マリンパークの先にあります。公園の駐車場から湯けむりが見えますのですぐにわかります。 無料駐車場と有料駐車場があります。無料駐車場をご利用ください。   関連URL: http://obama.or.jp/
  • 緑のトンネル 2010年10月27日
    緑のトンネル
    夕陽が美しいことでも知られる小浜温泉(雲仙市)。そこから車で10分程度のところの海辺に「緑のトンネル」とよばれる道路があります。  この木々の緑に包まれたトンネルは、2010年公開の映画「悪人」のロケ地のひとつに選ばれました。祐一と光代のふたりがスカイラインで逃亡しているシーンでこのトンネルを通ります。  昼間、太陽の光が漏れるこのトンネルは、鉄道遺構です。両脇の切り立った岩は、5年半もの歳月をかけて岩場を切り開いてつくられたものです。  雲仙・小浜が国際的な観光地として賑わっていた当時、1920年(大正9)に温泉鉄道、翌年には小浜鉄道が開通しました。両社は合併して「雲仙鉄道」となったのち、1938年(昭和13)に廃線となりました。現在、線路跡は道路として利用されていますが、この緑のトンネルに象徴されるように、鉄道遺構がところどころに残っており、当時の面影を見ることができます。  諫早市から小浜温泉へ向かって車で約45分ほど走ると、千々石町(ちぢわちょう)に着きます。千々石町から県道201号線に右折して海沿いに進みます。道幅が狭くなりますので、歩行者や対向車には十分注意し、スピードを落としてゆっくり運転してくださいね。
  • 真知子岩 2010年10月27日
    真知子岩
     雲仙はかつて外国人の夏のリゾート地として国内外に広く知られていました。当時の外国人の長期滞在型の旅のスタイルに合わせて、雲仙には洋式のホテルや旅館が次々と開業し、日本初のパブリックコースであるゴルフ場も誕生しました。  もとは“温泉”と表記して“うんぜん”と読ませていましたが、1934年(昭和9)に日本初の国立公園に指定された際、ほかの温泉地と混同しないように、現在の表記「雲仙」に改められました。  雲仙には多くの有名人が訪れました。アジア人初のノーベル文学賞を受賞したタゴールや、同じくノーベル文学賞を受賞したアメリカ人作家パール・バック、そしてヘレン・ケラー。訪れたのは外国人ばかりではありません。吉井勇、北原白秋など日本の歌人もやってきました。  1954年(昭和29)には、映画「君の名は」のロケが雲仙地獄でおこなわれました。女優の岸恵子が演じるヒロイン・真知子が手を添えた岩が「真知子岩」として脚光を浴びました。現在も雲仙地獄のなかで、「真知子岩」として紹介されており、訪れた人々の記念撮影スポットになっています。  今もむかしも多くの人々を魅了してきたのは、何といっても雲仙の豊かな自然です。今も変わらない四季折々の豊かな表情は、訪れる観光客の心を和ませています。  これからの秋の季節は燃えるような紅葉、そして冬には張りつめた空気の中に真っ白い花のような霧氷を見ることができますよ。  もちろん雲仙の地獄や温泉は魅力的です。過去においてはキリシタン殉教地としての悲しい歴史もありましたが、明治時代からは多くの外国人観光客が避暑に訪れて賑わい、いまも当時のレトロな雰囲気が残り、人気を博しています。
  • かすていらサイダー 2010年10月27日
    かすていらサイダー
     1904年(明治37)、イギリスのロバート・ニール・ウォーカー氏が日本で初めて清涼飲料水「バンザイサイダー」を大量生産し、長崎に寄港する外国船や長崎ホテルなどで販売されました。 また、雲仙では、明治期から昭和初期にかけて、炭酸水と砂糖を混ぜ合わせた飲料水「温泉(うんぜん)」が外国人観光客に飲まれ愛されました。  現在は復刻版によって、その懐かしい味わいを楽しむことができます。  さて、今回ご紹介するのは、島原半島のお土産屋さんで新たな名物となっている飲み物!その名も「かすていらサイダー」です。  カステラをデザインしたカワイイ箱の中には、95mlの「かすていらサイダー」が2本入っています。カステラ色が鮮やかに再現されていて、シンプルな王冠をはずすとほのかにカステラの香りが・・・。    さて、お味はどうかしら? さっそくゴクリ!・・・甘い、カステラだ・・・味もしっかりカステラでした。例えば“かすていらウォーター”とかだったら甘すぎて胸やけしそうな気もしますが、サイダーなので1本スッキリと飲めてしまいます。  カステラに馴染んでいる地元の私にとっても、最初はちょっと奇抜な飲み物に思えましたが、話題性もあってお土産にも最適です。「どんな味?」とおっかなびっくりで口にするともだちの顔を想像しながら、ぜひお試しください!  佐賀県の飲料メーカーと開発にかかわったという雲仙市の雲仙温泉「田浦物産」をはじめ、長崎市のグラバー園など、観光地などで販売されています。  長崎県を訪れたら、ぜひ探してみてくださいね。 雲仙市の雲仙温泉「田浦物産」をはじめ、グラバー園など各観光地などで販売されています。
  • 小浜ちゃんぽん 2010年10月27日
    小浜ちゃんぽん
     「ちゃんぽん」といえば長崎名物! 長崎市の中華街を連想してしまいますが、実は島原半島の小浜でも「ちゃんぽん」はなくてはならない名物料理のひとつなのです。  むかし、小浜温泉は湯治宿として栄えました。当時は今のように陸の交通手段が発達していませんでしたので、長崎茂木(もぎ)港から蒸気船で小浜を訪れていました。海を渡って来たのは湯治客の人々だけでなく、長崎で人気があった料理「ちゃんぽん」も小浜に伝わり根付いたといわれています。  ちゃんぽんは、今では小浜の料理店ではおなじみのメニューです。長崎のちゃんぽんが伝わってから約100年が経っていますが、そのあいだに小浜の郷土食として定着していきました。そして長崎・天草と並び、日本3大ちゃんぽんのひとつにも数えられています。  小浜では、お寿司屋さんにも必ずと言ってもいいほど「ちゃんぽんと寿司」のセットメニューがあるくらいですから、長崎よりもスゴイかも・・・。和食店、喫茶店、スナックでもちゃんぽんのメニューがあったりしますよ。値段も手頃なので、大人気のメニューです。  さて、どのお店のちゃんぽんも同じ味なのでしょうか?というと、全てのお店で味が違います!  スープのだしの取り方から味の濃淡、具材となる野菜や海鮮の種類や量も異なります。各店独自のしっかりした味も人気の秘密かもしれませんね。さらに温泉卵を具材と絡めながら豪快にいただくなど、まさに小浜温泉ならでは食べ方でちゃんぽんを味わうこともできるのです!    これから寒くなってきますが、小浜の「温泉」と「ちゃんぽん」で、全身あったまりに出かけてみませんか! 詳細情報 詳しい内容は、小浜温泉観光協会にお問い合わせください。   小浜温泉観光協会 〒854-0514 長崎県雲仙市小浜町北本町14-39 TEL:0957-74-2672 FAX:0957-74-2884     関連URL: http://www.obama.or.jp/
  • かんざらし 2010年10月27日
    かんざらし
     島原の名物のひとつに「かんざらし」があります。「かんざらしって何?」って思う方も多いかもしれませんね。水がきれいな島原ならではのスイーツです。   島原城の売店にある食事処や武家屋敷通りなどの歴史スポットや観光地、飲食店などで食べることができます。  ゆであげた白玉をさらすのに大量の冷たくきれいな流水が必要なのですが、湧き水が豊富な島原ならではの逸品です。餅米の粉に湧き水を加えて、手でパチンコ玉程度の大きさに丸めます。熱湯に入れてゆであがったら冷たい湧き水にさらします。  カラメルや砂糖で作った冷たいシロップに、ほどよく柔らかくなった白玉を入れて出来上がりです。    柔らかくも歯ごたえがある食感がなんともいえません。シンプルな甘さで、散策後の疲れを癒すのにもオススメです。量的にも「もうちょっと食べたいな」という感じで、最適なボリュームですよ。冷たいスイーツを食べてスッキリしたところで、次の観光地へ向けてスタートしましょう! かんざらしは、島原城にあるお食事処や武家屋敷通りなどの歴史スポット、その他観光地、飲食店などで食べることができます。 ※メニューにないお店もありますので、ご注意ください。
  • 小浜歴史資料館 2010年10月13日
    小浜歴史資料館
     小浜歴史資料館は、築160年の本多湯太夫(ゆだゆう)邸跡を歴史的文化遺産として保存・活用しています。  「本田湯太夫」の歴史や功績を紹介する湯太夫展示館と、小浜の歴史や交通、温泉を紹介する歴史資料展示館の2つの施設にわかれています。  小浜温泉の歴史を詳しく見てみよう! 本多家の門  1871年(明治4)、島原城の城門のうちのひとつを本多家が買い受け、現在地に移し建てたものです。  1624年(寛永元)に完成した島原城は、安土桃山式城郭建築の粋を集めた城で、本多家が買い受けた城門は、田町門か先魁門のどちらかではないかといわれています。 湯太夫の歴史、湯太夫展示館  本多家初代の親能(ちかよし)は、1614年(慶長19)に三河から小浜にやってきました。島原藩主・松平忠房から温泉の取り締まりと管理を命じられ、親能の三男・親次(ちかつぐ)を初代湯太夫とし、本多家は代々湯太夫を引き継ぎました。  9代目西男(にしお)は、温泉場の発展のために自費で埋め立て工事を行い、交通網の整備し、湯せんぺいや小浜焼など名産品の開発にも力を注ぎ、現在の小浜の発展を築きました。  湯太夫展示館には、本多家湯太夫の歴史や本多家に伝わる品々をはじめ、小浜焼などが展示されています。小浜焼は、1902年(明治35)に本多親基(ちかもと)が陶器類の製作を手がけたことから始まり、わずか2代で途絶えたものです。  また9代目西男は、長崎の豪商・小曽根乾堂(こぞねけんどう)の子・星海(せいかい)と親交があり、彼が西男に宛てた手紙なども展示されています。 歴史資料展示館  歴史資料展示館に入ると、昭和時代を思い出させるようなレトロな雰囲気に包まれます。つい懐かしくなるような看板などを見ていると、同時に楽しさもこみ上げてきます。  1920年(大正9)には温泉軽便鉄道、翌年には小浜鉄道株式会社が創立され、1938年(昭和13)に解散するまでの歴史や、小浜温泉にゆかりのある人物などが紹介されています。小浜鉄道にまつわる品々も展示されおり、鉄道好きでなくともついつい夢中になって見はまってしまうかも! 源泉・さむらい小屋  施設内には、1944年(昭和19)に掘られた源泉もあります。現在では、源泉温度・湯量が日本一といわれる小浜温泉の温泉熱を活用してバイオディーゼル燃料を製造する施設もつくられています。家庭や飲食店等で発生する使用済みの食用油を化学反応によって粘性や引火点を低くして、ディーゼルエンジンで使用できるようにした燃料です。  また敷地内には、弘化年間(1844〜1848)に島原藩の藩士に貸していたといわれる「さむらい小屋」が復元されています。    2010年(平成22年)2月、小浜歴史資料館から徒歩で2、3分のところに日本一長い足湯「ほっとふっと105」がオープンしました。風情ある町並みを眺めながら、小浜の湯と歴史を堪能してください。 小浜歴史資料館 長崎県雲仙市小浜町北本町923-1 地酒屋 湯町酒屋前 TEL:0957-75-0858    [営業時間] 9:00〜18:00(最終入館17:30) [休館日] 月曜日(定休日が祝日の場合は翌日休)  [入館料] 100円(小学生以下無料) [駐車場] 10台