たびながコラム

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パスティを作ろう!

〜長崎の郷土料理(6) 長崎編〜

 パスティは、鎖国時代、長崎にオランダ人から伝わった料理のひとつです。鶏ガラスープで煮込んだ具材を大鉢に盛り付け、パイ生地をのせてオーブンで焼いた調理法は、鎖国時代のレシピ本『南蛮料理書』にも紹介されています。パイ生地を用いた西洋の調理方法を活かして、中国から伝来したもやしを加え、長崎っ子の嗜好にあうよう、しょうゆを使った和の味付けにアレンジされています。現在、パスティは和・洋・中が一体となった郷土料理として卓袱料理の円卓に並び、長崎の食文化と歴史を味わうことができる一品です。今回は、パスティのつくり方をご紹介します。

材料

・鶏肉 100g  ・やまいも 100g  ・キクラゲ 1枚(2g)  ・ぎんなん 5個  ・もやし 100g  ・ゆで卵 2個

・鶏ガラスープ 200cc  ・塩 少々  ・薄口しょうゆ 小さじ1  ・砂糖 小さじ1  ・酒 大さじ1  ・冷凍パイシート 1枚  ・卵黄 少々

○用意するもの

・大鉢の耐熱容器

作り方

(1) 材料のしたごしらえと準備をしましょう。

 鶏肉を食べやすい大きさに切りましょう。やまいもは乱切り、キクラゲは水にもどして一口大にちぎります。ぎんなんは殻を除いて茹で、ゆで卵は縦半分に切ります。

 もやしはひげ根を取り除いて、水洗いします。

(2) 煮ましょう。

 鍋に鶏ガラスープを入れ、沸騰したら、鶏肉、キクラゲ、ぎんなん、やまいも、もやしを加えて煮ましょう。やまいもがやわらかくなったら、薄口しょうゆ、塩、砂糖、酒で味をつけて、しばらく煮ます。

(3) 耐熱容器に具材を盛り付けましょう。

 煮込んだ材料を大鉢に盛り付けましょう。彩りよくゆで卵を飾ります。

(4) パイ生地でフタをしましょう。

 パイ生地は1センチの幅でひも状に切ります。耐熱容器の上に、少し隙間をあけながら斜め格子状に編みこんでいきましょう。耐熱容器のふちにグルリと一回りしてパイ生地を押さえます。

パイ生地に卵黄を塗りましょう。

 少量の水を加えて混ぜた卵黄をハケで塗ります。

(5) オーブンで焼きましょう。

 250℃のオーブンで軽く焦げ目がつく程度に焼きあげましょう。

完成です!

さぁ、いただきましょう!

★調理のポイント★
  1. スプーンでパイをザクザクと割って、お皿にとり分けていただきます。

 こんがりキツネ色に焼きあがったパイが、パッと咲いたひまわりのようにテーブルを華やかにしてくれます。パスティは、いわば"和のパイ包みスープ"といったところ。意外な組み合わせとその味は、長崎の歴史を感じさせてくれるのです。みなさんもパスティを作ってみませんか。

参考文献


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