たびながコラム

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長崎歴史文化博物館

 長崎歴史文化博物館を訪ねました。ここは、約400年にわたる長崎貿易に関する貴重な資料が収蔵され、オランダ・中国・朝鮮などとの多彩な海外交流を知ることができる博物館なので、長崎観光の前にチェックしておくと、より深い旅に役立つかも。

 館内には歴史文化展示ゾーン、長崎奉行所ゾーン、企画展示室のほか、長崎歴史情報コーナー、資料閲覧室、伝統工芸体験工房、ミュージアムショップ、レストランがあって、じっくり見るなら一日中楽しめます。

 なんとここには、かつて長崎奉行所立山役所があったんだって。博物館建設時の発掘調査で、当時の石段や井戸、庭などの遺構が出土したので、それらを活かして一部を復元したそう。長崎奉行所ゾーンには、奉行所の成立や変遷の歴史や出土品の展示、奉行所の職務や歴代長崎奉行の紹介、犯科帳など貴重な資料が公開されていて、とっても面白かったよ。

 「おいでよ!長崎歴史文化博物館へ!!」

歴史文化展示ゾーン

 歴史文化展示ゾーンでは、大航海時代やオランダ・中国・朝鮮との交流、長崎貿易に関する資料が展示されています。パネルの説明文章を読むばかりでなく、CGによるバーチャルやゲーム感覚で体感しながら楽しく学ぶことができるというのも特徴のひとつで、大人だけでなく子どもにとっても歴史に親しめる展示となっています。

 当時の長崎貿易に関しても、オランダ・中国・朝鮮との国々からどんな物を輸入していたのか、通詞や通事がどんな役割をもっていたのか、歴史の教科書には深く掲載されない面白い歴史をこの博物館で知ることができるのです。<>幕末当時、坂本龍馬や各藩の志士らがなぜ“長崎”を訪れていたのでしょうか?

 その理由が、この博物館の資料で「なるほど!」と感じさせてくれます。

 海外に開かれた長崎は、西洋の最新の学問や技術、文化などを受け入れた地であり、また日本国内に発展していく重要な地でもありました。新しい文化や技術を一日でも早く吸収しようとした志士らは、長崎を目指したのです。どんな文化や技術が長崎にあったのか・・・その内容は、ぜひとも博物館へ足を運んでその目で確かめてください!

亀山焼

 長崎県内で製作されている陶磁器や17世紀に中国から製法が伝えられたという長崎べっ甲、大名への献上品にもなっていたという銀細工、ガラス製品がたくさん展示されています。その中には、江戸時代後期に長崎で作られていた陶磁器・亀山焼があります。

 亀山焼は、1807年(文化 4)に大神甚五平・山田平兵衛・古賀嘉兵衛・万屋古次吉によって開窯されました。祖門鉄翁(てつおう)や木下逸雲(きのしたいつうん)、田能村竹田(たのむらちくでん)など文人による絵付の作品があり、文人画風の絵付けが特徴のひとつです。文政・天保年間に全盛期を迎え、質の高さが評価されました。しかし 1865年(慶応元)に廃窯、製陶期間わずか約50年と短く、伝世品が比較的少ないそうです。廃窯後、坂本龍馬ら亀山社中が亀山焼工房跡地の一部を借りて活動したことでも知られています。龍馬も亀山焼の茶碗を愛用していたといいます。この博物館に立ち寄ったのなら、ぜひとも見ていってほしい展示コーナーです。

(写真:染付山水割山椒向付 そめつけさんすいわりさんしょうむこうづけ)

上野彦馬使用写真機

 感光剤に用いる化学薬品の自製に成功し、写真術を研究した日本初の職業カメラマン・上野彦馬が使用していた写真機です。 1862年(文久2)に長崎の中島川側に「上野撮影局」を開業しました。この上野撮影局では、坂本龍馬や高杉晋作など幕末に活躍した志士を多く撮影しています。1877年(明治10)に起こった西南戦争では戦地に赴き報道写真を撮影しています。

 写真は、上野彦馬が使用した現存する唯一の写真機です。現在博物館3Fで開催されている「幕末長崎古写真展」にて展示されています。

 「幕末長崎古写真展」は、平成5月末までの嵐閧ナしたが、好評につき、6月30日(水)まで延長することになりました。

 

「幕末長崎古写真展」

【観覧料】

大人500円(15名以上の団体の場合400円)小中高校生250円(15名以上の団体の場合200円)

詳しくは長崎歴史文化博物館の公式サイトをご覧下さい。

資料閲覧室

 博物館1Fにある資料閲覧室では、長崎の歴史文化に関する図書資料、絵図、古文書など歴史史料を閲覧することができます。展示物を見た後に、もっと深く知りたいことがあったらこの資料閲覧室で調べてみると、より理解できるという環境が備わっています。

 本など多くの所蔵史料の閲覧から、マイクロフィルムに収められた情報など幅広い情報が揃っており、設置されたパソコンを使って史料を検索することもできます。

 博物館を訪れたお客様の他にも、研究者や調べものをしている子どもまで幅広く利用されています。

長崎歴史文化博物館

〒850-0007

長崎市立山1丁目1番1号

TEL 095-818-8366

FAX 095-818-8407

E-mail info-his@nmhc.jp

○開館時間 8:30〜19:00

○資料閲覧室 9:30〜18:00

○レストラン銀嶺 10:30〜21:00

URL:http://www.nmhc.jp


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