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異文化と出会ったまち 長崎市

平戸、横瀬浦、そして福田から長崎へ。ポルトガル船が来航した港のそばには新しいまちが生まれ、たくさんの教会堂が建てられた。さながら小ローマのようだった長崎のまちにも、やがて禁教の高札が掲げられる。国際貿易都市として華やいだ時代。その陰には、信徒発見までの長い道のりがあった。

異文化と出会ったまち 長崎市

奉行所時代へタイムトリップ

長崎歴史文化博物館

長崎歴史文化博物館

奉行所時代へタイムトリップ

長崎歴史文化博物館

緑豊かな一角、長崎歴史文化博物館にはかつて長崎奉行所立山役所があった。そしてさらにさかのぼると「山のサンタ・マリア教会」が建っていた。博物館の建設時に行われた発掘調査では、当時の石垣や石段の一部が出土。それらが現地で再利用されているほか、建物自体にも奉行所時代を彷彿とする仕掛けが施されている。設計を担当したのは、世界的建築家・黒川紀章。奉行所の内部を調べる際に1808年に描かれた絵図『長崎諸官公衙図』を参考にした。奉行所を"実物大の展示品”と捉え、絵図に記された間取りから奉行所の一部を現代によみがえらせている。常設展示室には、踏絵やキリシタンから押収されたものが展示されており、奉行所があった事実を垣間見ることができる。

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長崎歴史文化博物館

長崎市立山1丁目1-1 TEL.095-818-8366
開館時間/8時半〜19時(12月〜3月は18時閉館)
※いずれも最終入館は30分前まで 
休館日/第1・3月曜(祝日の場合は翌日)、12月28日~12月31日
常設展観覧料/大人630円、小中高生310円 ※入館は無料

フランス仕込みの意匠も保存

大浦天主堂キリシタン博物館

大浦天主堂キリシタン博物館

フランス仕込みの意匠も保存

大浦天主堂キリシタン博物館

安政の五カ国条約により、1859年以降アメリカ、オランダ、ロシア、イギリス、フランスとの対外貿易が本格的に始まり、増加する外国人に対応するため、南山手、東山手、大浦に居留地が造成。外国人信徒のために大浦天主堂(通称フランス寺)が建てられた。境内には、旧羅典神学校と旧長崎大司教館がある。現在、これらの建物は博物館として活用されており、収蔵品の多くは、キリスト教の再布教期以降に集められたもの。ド・ロ神父が制作したド・口版画(善人の最期)など布教に用いられたものや、カトリックに合流したのを機に信徒から託された信仰用具なども含まれている。

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大浦天主堂キリシタン博物館

長崎市南山手町5-3 TEL.095-801-0707
開館時間/8時半〜18時(11月〜2月は17時半閉館)
※いずれも最終入館は30分前まで
休館日/年中無休
(教会行事や展示替えなどで休館する場合があります)
入館料/大浦天主堂拝観料に含む
(大人1000円、中高生400円、小学生300円)

スペイン美術の真髄に迫る
須磨コレクション

長崎県美術館

長崎県美術館

スペイン美術の真髄に迫る
須磨コレクション

長崎県美術館

長崎水辺の森公園に隣接する美術館。目の前には、かつて異国の人々が目指した長崎の港が広がっている。
第二次世界大戦中、特命全権公使としてスペインに赴任した須磨彌吉郎という人物がいた。長崎県美術館が誇る「須磨コレクション」は、須磨が在任中に現地で収集した美術品によって構成されている。須磨は長崎出身ではないが、息を引き取る約10日前に「スペインとゆかりの深い土地へ」と自らの意思で長崎県に寄贈したという。かつて須磨がスペインで収集した美術品は1700点以上にのぼり、同館はそのうちの約500点を所蔵している。

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長崎県美術館

長崎市出島町2-1 TEL.095-833-2110
開館時間/10時〜20時
休館日/毎月第2・第4月曜(休日・祝日の場合は火曜休館)、12月29日~1月1日
コレクション展観覧料/一般420円、大学生310円、小中高生210円、70歳以上310円 ※入館は無料

この地域に関わるキーパーソン

大村純忠
長崎奉行
プティジャン神父

受け継がれる心

サント・ドミンゴ教会

400年の時を超えて
語りかける
サント・ドミンゴ教会

1600年前後の長崎のまちは「小ローマ」と呼ばれるほどに、いくつもの教会が建ち並んでいた。その一つが、現在の桜町小学校(旧勝山小学校)の場所にあった「サント・ドミンゴ教会」。建っていた期間はわずか5年だったにもかかわらず、2000年に行われた発掘調査では聖母像が彫られたメダイや真鍮の十字架、80枚を超える数の花十字紋瓦などが出土し、専門家たちを驚かせた。教会が建っていた場所は現在、資料館になっており、教会遺構がそのまま展示されている。

サント・ドミンゴ教会跡資料館

長崎市勝山町30-1(桜町小学校内) TEL.095-829-4340
開館時間/9時〜17時 
休館日/月曜日、12月29日〜1月3日 入館料/無料

モッテコーイの掛け声が響き渡る伝統の長崎くんち

モッテコーイの掛け声が響き渡る
伝統の長崎くんち

"おすわさん"の愛称で親しまれている諏訪神社の秋の大祭、長崎くんち。1634年から続く祭礼は二人の遊女、高尾と音羽が諏訪神社の神前に謡曲「小舞」を奉納したことが始まりといわれる。現在は毎年10月7日(前日)・8日(中日)・9日(後日)に執り行われ、見どころは長崎市内58カ町の中から、その年の当番町が奉納する絢爛豪華な演し物。龍踊やコッコデショなど特色ある奉納踊は、国の重要無形民俗文化財に指定されている。

モッテコーイの掛け声が響き渡る伝統の長崎くんち
長崎の伝統文化が咲き誇る華やかなおもてなし

長崎の伝統文化が咲き誇る
華やかなおもてなし
卓袱料理と長崎検番

大皿に盛られた料理を各人が小皿に取っていただく卓袱料理は、江戸時代に国際貿易の中心であった長崎で発展した、華やかな宴会料理。日本料理をはじめポルトガル、中国、東南アジア、オランダなど異国の料理が融合した長崎独自の伝統料理だ。現在は長崎市内の料亭でいただくことができる。宴を盛り上げてくれるのは長崎検番の芸子衆たち。江戸の吉原、京の島原と並ぶ三大花街と謳われた長崎丸山で芸の道に生きる彼女たちは、この地が育んできた伝統文化そのもの。

卓袱料理
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博物館・美術館マップ

平戸・生月長崎市島原地区長崎市外海地区五島列島
ONE ANSWER ガイドブック

ONE ANSWERとは

時空を超えて
宝箱を空けるような
旅に出かけよう。

長崎の歴史は、多様な文化が層のように重なり合いながら形成されてきました。そしてその層は複雑かつ難解な一方で、未来というまだ見ぬ世界に受け継がれるべき宝の蓄積でもあります。「ONE ANSWER」とは、“無数にある宝と宝をつないでひとつの答えにたどりつく”という意味を込めた言葉です。この言葉をキーワードに平戸、長崎、島原半島、外海、五島列島の博物館・美術館を訪ねてみませんか。長崎の宝を語るうえで重要な「海外交流」と「信仰」の歴史が見えてくるでしょう。

※掲載している収蔵品の中には、常時展示されていない資料が含まれています。展示状況につきましては、各館にお問い合わせください。

世界文化遺産

長崎と天草地方の
潜伏キリシタン関連遺産とは

キリスト教禁教政策の下で、密かに信仰を伝えた人々の歴史を物語る、他に類を見ない証拠で、2県6市2町にまたがる12の資産で構成されています。

公式サイトを見る
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産