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キリシタンから届くメッセージ 島原半島

島原半島の南端に位置する口之津の港に初めてポルトガル船が入港したのは、平戸から後れること17年後の1567年だった。大名によるキリスト教の保護のもと、多くの領民が受洗したものの、やがて国をゆるがす大事件が勃発する。海を望む廃城に集結した市井のキリシタンたちは、何を願い、守り抜こうとしたのだろうか。

キリシタンから届くメッセージ 島原半島

原城跡から出土した
貴重な資料を展示

有馬キリシタン遺産記念館

有馬キリシタン遺産記念館

原城跡から出土した
貴重な資料を展示

有馬キリシタン遺産記念館

南島原市は、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産のひとつ原城跡を擁するまち。キリシタン大名の有馬晴信が居城とした日野江城下には、修道者育成の中等教育機関「セミナリヨ」が開設され、ここで学んだ四人の少年たちが、長崎の港からヨーロッパへ渡った。また、国内のキリシタン弾圧を加速させる引き金になったといわれる「島原・天草一揆」の舞台となった地でもある。1992年に始まった発掘調査によって、原城に立てこもっていた一揆勢の遺骨やキリシタン信仰用具などが多数出土。有馬キリシタン遺産記念館では、、原城築城や一揆の様相を明らかにする貴重な出土資料や歴史資料に加えて、弾圧が始まる以前の西洋とのつながりと信仰の歴史も詳しく紹介している。

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有馬キリシタン遺産記念館

南島原市南有馬町乙1395 TEL.0957-85-3217
開館時間/9時〜17時
休館日/12月29日〜1月3日
入館料/一般300円、高校生200円、小中学生150円

※令和8年度中に新たなガイダンス施設をオープンする予定です。
ご来館の際は、事前にお問い合わせください。

長崎と天草地方の
潜伏キリシタン関連遺産

原城跡

原城跡

構成資産
原城跡

原城は1599年頃から1604年頃にかけて、有馬晴信によって築かれた城郭。本丸は石垣に囲まれ、織田信長や豊臣秀吉の時代に流行した石積み技術が用いられていたが、有馬氏に代わって新しく領主となった松倉氏が島原へ居城を移し、原城は廃城となった。現地では、本丸跡の一部をVRで再現。スマートフォンなどを利用して当時の様子を体感できる。

この地域に関わるキーパーソン

有馬晴信
天草四郎

受け継がれる心

天正遣欧使節

南島原からローマへ
歴史をたどる
現代の天正遣欧使節

セミナリヨが置かれたとされる場所は、現在の南島原市北有馬町にあたる。南島原市では、地元の中学生を対象にセミナリヨの授業を再現。体験した中学生の中から4人をイタリアへ派遣している。また12月には、戦国時代のクリスマスを再現するイベント「フェスティビタス ナタリス」を開催。松明を手に練り歩く「南蛮行列」や、巨大クリスマスツリーの点灯式など、手作りの祭りを通してふるさとの歴史が語り継がれている。
(撮影協力:南島原市冬のお祭り実行委員会)

天正遣欧使節
具雑煮

戦いの中で
生まれた具雑煮は
今や、郷土の誇り

島原の郷土料理といえば「具雑煮」。丸餅、白菜、ゴボウ、シイタケ、かまぼこ・・と、色とりどりの具材がひしめく一品は家庭料理として、またおもてなし料理として親しまれている。具雑煮の発祥は「島原・天草一揆」といわれている。籠城を続けた人々が、様々な食材を煮炊きして作ったのが始まりだといわれている。皆に愛される郷土の味は、命懸けの戦いの中で人々の心を温めた特別な料理であった。
撮影協力:元祖 具雑煮 姫松屋(島原市)

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博物館・美術館マップ

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ONE ANSWER ガイドブック

ONE ANSWERとは

時空を超えて
宝箱を空けるような
旅に出かけよう。

長崎の歴史は、多様な文化が層のように重なり合いながら形成されてきました。そしてその層は複雑かつ難解な一方で、未来というまだ見ぬ世界に受け継がれるべき宝の蓄積でもあります。「ONE ANSWER」とは、“無数にある宝と宝をつないでひとつの答えにたどりつく”という意味を込めた言葉です。この言葉をキーワードに平戸、長崎、島原半島、外海、五島列島の博物館・美術館を訪ねてみませんか。長崎の宝を語るうえで重要な「海外交流」と「信仰」の歴史が見えてくるでしょう。

※掲載している収蔵品の中には、常時展示されていない資料が含まれています。展示状況につきましては、各館にお問い合わせください。

世界文化遺産

長崎と天草地方の
潜伏キリシタン関連遺産とは

キリスト教禁教政策の下で、密かに信仰を伝えた人々の歴史を物語る、他に類を見ない証拠で、2県6市2町にまたがる12の資産で構成されています。

公式サイトを見る
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産