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探訪!体験!長崎紀行
探訪!体験!長崎紀行
2013年03月28日
やきものの里を訪ねて
波佐見焼絵付け体験 長崎県の焼物の産地、波佐見町に足を運び、中尾山「伝習館」を訪れ、絵付け体験をしてきました。 マグカップやお皿などを選べますが、今回体験したのは湯呑みの絵付けです。用意して頂いたものは素焼きの湯呑みと濃い紺色の絵の具、薄い紺色の絵の具、いくつかの筆と専用のクレヨンでした。クレヨンは色も豊富で比較的簡単で楽しい絵付けが体験できそうでしたが、あえて絵の具と筆による絵付けにチャレンジしてきました。 一通り絵付けに関する説明を受け、一旦絵付けの練習をして、さあ本番。まずは鉛筆で下書きします。鉛筆での下書きは窯で焼いた際には消えるので、ここでしっかりと描いておけばその後の絵付けがスムーズにいきます。絵付けをする時には予め参考になる写真やイラストなどを用意しておくことをお勧めします。曲面に描くのは案外難しく紙面に描くのとは大違いでした。自信のない方はお皿への絵付けを選んだ方が良いかもしれませんね。 最初に濃い紺色で輪郭を描き、その後薄い紺色で立体感がでるように描きました。失敗しないコツは筆を留めないことです。素焼きですから筆を留めると絵の具をどんどん吸収し、焼いた時にその箇所だけムラになります。それさえ気をつければ決して難しいことはありません。描き終われば最後に湯呑みの底へ日付と名前を記入して出来あがりです。完成までにおおよそ30分程度でした。焼きあがった作品は後日宅配便で届けられます。あと、焼く際にはおおよそ2割程度小さくなるそうですから、その事を念頭にいれて描かなければなりません。 波佐見町では絵付け体験の他にも、ろくろ・手びねり体験、ザ!酒塾、味噌づくり体験塾、ピザ焼き体験、梅漬け体験、椎茸づくり体験塾、おいしい石窯料理体験、梨狩り体験、石玉盆栽づくり体験、オカリナづくり体験、星空観測体験など沢山体験できるコースがあります。また機会があればいろんな体験をしてみたいですね。 中尾山「伝習館」 住所/長崎県東彼杵郡波佐見町中尾郷332 TEL/0956-85-6127 営業時間/9:00~17:00 定休日/火曜日、お盆、年末年始 宿泊施設/定員6名(自炊) ロクロ/7台 大きな地図で見る
2013年03月28日
海外交流の窓口・平戸 〜平戸から世界がみえる〜
干物づくり体験 平戸大橋を渡り、海風香る平戸市へ。西九州自動車道の整備が進み、また平戸大橋も無料化されたので、ずいぶん行きやすくなったように感じます。 新鮮な海産物のお土産を手に入れよう、どうせなら手作りしようということで、干物作り体験にチャレンジ。個人的には自宅で魚をさばくことは少ないので、この際プロからさばき方を習っておこうという一石二鳥を狙ってみました。 やってきたのは篠崎海産物店。店の奥が加工場となっていて、商品を作るために日々大量の魚をさばく大ベテランが指導してくれます。体験に使われる魚はアジが多いそうです。扱いやすそうな手のひらサイズのアジで、今回は頭のついた背開きに挑戦。 まず頭を左向きにして魚を起こし、頭のほうに包丁で切れ目をつけます。 今度は寝かせて先ほどの頭の切れ目から包丁を入れ、背骨に沿って尾の方まで、お腹まで切ってしまわないよう気をつけながら、包丁で切り開きます。ちゃんと包丁を入れたつもりだったけれど、いざ開いてみようとすると、きれいに中まで切れてなくて、何度も包丁でギコギコ。 「刃先だけで切るから、包丁のお腹のところも使ってぐっと」と先生のアドバイス。もう少し思い切って刃を入れないといけないんだ。 無事に開けたら、内蔵は手で取り除きます。この段階が一番難しかったのですが、この状態になったら今までのぎこちない手つきは忘れて、いい出来ばえに見えてきました。 水で洗い流したら、塩の山に開いた身を付け、余分な塩を軽く払って10~15分置きます。そして再び水で洗い流し、開いた方を上にしてカゴに並べて干します。晴れていれば外へ出して天日干し。天気が悪い場合はお店の乾燥機に入れて干してくれます。 干し時間は約2~3時間。午前中に体験を行ったので、この待ち時間で観光することに。近くには平戸オランダ商館があり、松浦史料博物館や平戸ザビエル記念教会などにも徒歩で行ける距離。海産物たっぷりのランチを提供するお店もあります。 平戸のまちあるきを堪能したあと再び篠崎海産物店へ行き、完成した干物とご対面。自分で作った干物が箱の中に並ぶ姿にうっとり、実に美味しそうに輝いて見えます。 「干物は店で買うもの」という認識があったのですが、こんな簡単に作れるなんて、びっくりです。さばく手順さえマスターすれば恐れるに足らず。家に帰ってからも実践できる嬉しい体験でした。 篠崎海産物店 住所/長崎県平戸市崎方町898 TEL/0950-22-2425 体験時間/約1時間 人数/1~10名 料金/2000円(1週間前に予約) ※干物10枚程度持ち帰り付 ※午前の体験は夕方受け渡し可、午後の体験は後日配送 大きな地図で見る
2013年03月18日
椿の島・五島 〜五島を彩るヤブツバキ〜
かんころ餅づくり 五島の名物といえば新鮮な魚介類や五島手延うどんなどもありますが、寒い季節になってくると素朴な甘みの「かんころ餅」が郷愁をそそります。このかんころ餅がどのようにして作られるのか、新上五島町でかんころ餅づくり体験をしてみました。 かんころ餅作りの先生となってくださる地元の主婦の方々が取りだしたのは、スライスされたカリカリのさつま芋。さつま芋を収穫すると、皮をむいて薄くスライスし、茹でてから天日干しします。これが「かんころ(甘古口)」。昔からさつま芋の収穫が終わったら、こうやって保存食にしていたんですね。 かんころ餅を作るには、まずかんころをお湯で洗って戻しておき、かんころともち米を蒸し器にセット。ふっくらと蒸しあがったら、お待ちかねの杵と臼を使ってお餅にする工程です。ここでかんころと餅米、そして砂糖を混ぜ合わせます。初めて杵を持つ人がほとんどで気分はウキウキ、掛け声とともにみんなの笑顔がこぼれていました。地元の方にお話を聞くと、昔は正月前などに親戚が集まって沢山のかんころ餅を作っていたそうで、その日はとても賑やかだったとか。今でも作って遠方の親戚に送ると、とても喜んでくれるとにこやかに話してくれました。 さて交代で杵つきを頑張ったつもりですが、そこは素人。餅が冷えてしまうと次の工程に行けないので、少し餅肌に残った粒つぶの処理は機械にお願いすることに。くにゅ~っと機械の下から出てくる生地は、きれいに色の混ざった滑らかなお肌。もうこの段階で美味しそう。 出てきたかんころ餅に粉をまぶしながら、程良い大きさに手でちぎった後は整形です。細長いなまこ型はテーブルの上で整えて。また、丸型には用意されていたアンを入れて丸めます。手のひらでくるくる丸めているうちに「あれっ!?アンコが飛び出て来た~」なんて時は、かんころ餅を余分に足してもらってちょっとビッグになることも。不格好だけどなんだか得した気分です。 できたてほやほやを食べてみると、固いかんころ餅を軽く炙って食べる時とはまたひと味違う食感が新鮮に感じられました。柔らかな甘さとさつま芋の風味はかんころ餅ならでは。ほどよい伸び加減で、これがまた食べやすい。どこかほっとする懐かしい味わいでした。 今回の体験で使った食材の分量は、かんころ3kg、餅米2.5kg、砂糖2kgですが、教えて下さった先生方によると、昔はかんころの分量がもっと多かったとのこと。そして五島列島それぞれの地域や各家庭でも味が違うそうで、分量の加減が違うほか「よもぎや黒糖、水あめを入れるところもある」と、それぞれの家庭の味を教えてくれました。 なんだか帰ったらオリジナルかんころ餅作りに挑戦してみたくなってきましたが「絶対にさつま芋は天日干しにしてからよ!」と言われました。このひと手間が味の決め手なんですね。 新上五島町観光物産協会 住所/〒857-4211 長崎県南松浦郡新上五島町有川郷428-31 TEL/0959-42-0964 定員/10~30名 所要時間/2時間 料金/1人2000円 ※一週間前までに予約 大きな地図で見る
2013年01月20日
長崎の街を幻想的に彩る冬の風物詩 〜長崎ランタンフェスティバル〜
当時に思いを馳せ、媽祖(まそ)行列のルートを歩く 鎖国時代、長崎港には多くの唐船が入り、多くの唐人たちがやってきました。当時は、まだまだ航海が困難な時代。長崎に入港する唐船は必ず航海安全の神とされる媽祖像を積んでいました。長崎港に船が着くと媽祖像を出身地別に建立された唐寺に安置し、出港時には船に戻す。その儀式を再現したのが、長崎ランタンフェスティバルで人気の「媽祖行列」です。媽祖行列のルート上にあるスポットを訪れてみましょう。 媽祖像を唐寺に預けに行く「菩薩揚げ(ぼさあげ)」のスタートは孔子廟。ここは清国政府の援助を受けて、明治26年(1893)に長崎の華僑たちが大浦外国人居留地に創建したもので、国内唯一の華僑の手による孔子廟です。明治38年(1905)には華僑の子どもたちのために孔子廟内に「長崎華僑時中小学校」が誕生。約80年余続いたこの学校では、孔子の教えや中国文化を次世代へ伝えてきました。孔子廟内にはこの学校の児童の落書きが残り、当時の面影があります。 館内町の唐人屋敷は、出島築造から約50年後の元禄2年(1689)に造成されました。出島とならぶ鎖国の窓とされ、長崎と中国との交流の歴史を物語る貴重な遺産です。 唐人屋敷には土神堂、天后堂、観音堂、福建会館と当時の面影が残る4つのお堂や、唐人屋敷の歴史や唐貿易などを紹介する「さるく展示室(福建会館に隣接)」などがあり、唐人屋敷内を散策するのも楽しいです。 ランタンフェスティバルのメイン会場「湊公園」は、中国産の御影石でできた石畳舞台のほか、中国蘇州地方の伝統的建築様式による石造り表門などがある広場。ランタン期間中は祭壇が作られ、毎年新調される巨大な干支のランタンや中国色豊かな出店が人々を迎えてくれます。 湊公園からは、長崎新地中華街の中華門(南門)がみえます。昭和61年(1986)、新地中華街のシンボルとして4つの中華門が建てられました。この4つの門は中国の想像上の動物四神があしらわれ、風水学に基づいて配置されています。鬼門とよばれる北東の方向には福州地方出身の華僑の菩提寺である崇福寺があり、邪気を封じこめているといわれます。 眼鏡橋は興福寺の2代目住職・黙子如定(もくすにょじょう)が寛永11年(1634)に架けたと伝えられる、わが国最古とされるアーチ型石橋です。 この一帯には、それまでと違った黄色いランタンが灯されています。川面にはツルや蓮などをかたどったオブジェが浮かび、中島川が幻想的な川辺へと一変します。 媽祖行列の往路(菩薩揚げ)では興福寺がゴール地点。日本最初の黄檗寺院であり長崎で最も古い唐寺でもあります。 江戸時代初めに、隠元禅師は中国から長崎に渡来し、黄檗宗とともに「最新の中国文化」を長崎から全国へ伝え、衝撃的な影響を与えました。それらは、正月の風習や建築、彫刻、書画、茶道、料理など現代社会で暮らす我々の習慣や風俗に今でも影響を与え続けています。隠元禅師は長崎に来て最初の1年ほど興福寺に滞留したので、山門背面には「初登宝地」という隠元筆の扁額が掲げられています。 隠元禅師はインゲン豆、もやしなどの食材のみならず、明朝体や原稿用紙など様々なものを日本に伝えました。中国風の精進料理「普茶(ふちゃ)料理」もそのひとつ。長崎では今でも、興福寺や聖福寺で食べることができます(ただし予約制)。 興福寺のご住職によると、「円卓を囲み、皆で一つのものを分け合って互いの親睦をはかる」のが普茶料理だそうで、他地域の普茶料理に比べて、長崎はやや甘い味付けなのだとか。 仏前の供え物を捨てるところなく調理して大皿に盛り、裏方さんの手間を省くために2枚の取り皿だけで食します。 油を多用しつつも食材の良さが活かされていて、色や食感など五感をしっかり楽しませてくれます。豆腐や野菜など精進物の素材を使い、うなぎなど、あたかも動物性の食材を使用したかのように見せる「もどき」料理があるのも特徴のひとつです。 参考資料 歴史ガイドブック「旅する長崎学16、17」 平成25年2月10日(日)から2月24日(日)まで開催される「2013長崎ランタンフェスティバル」では20周年を記念したイベント「中華大婚礼」も行われる予定で、今年もランタンで冬の長崎が幻想的に彩られます。 【長崎孔子廟・中国歴代博物館】 住所/〒850-0918 長崎県長崎市大浦町10-36 電話/095-824-4022 開館時間/8:30~17:30(最終入館17:00) 休館日/年中無休 料金/一般600円、高校生400円、小中学生300円 駐車場/無料(普通車18台、バス6台) 【興福寺】 住所/〒850-0872 長崎県長崎市寺町4番32号 電話/095-822-1076 拝観時間/8:00~17:00 料金/大人300円、中・高校生200円、小学生100円 大きな地図で見る
2012年12月20日
豊かな自然に恵まれ、城下町の歴史が残る島原
幼いころ訪れた島原の思い出を再確認したいと言う思いから国道251号線を愛車と共に島原へ向かいました。 まずはじめに訪問した場所は、以前島原を散策した時に見かけた湧水です。柴田長庚堂病院の裏手にあり、ライオンの口からとめどなく流れる水を見て、子供のころに行った銭湯の湯だし口を思い出し、『えーっと脱衣所はどこかな?』なんて冗談を呟いた後、顔を洗いました。少し汗ばんでいた私にはひんやりと気持よく長距離ドライブの疲れをいやしてくれる不思議な感覚へと導いてくれました。ライオンの湧水を堪能した後は看板に従って「鯉の泳ぐまち」に向かいました。水路や鯉を撮影しながら城下町を楽しんでいると、かわいい女の子を連れたおばあちゃんと出会いました。女の子は水路に架かる短い石橋の影に隠れている多数の鯉に「こっちおいで」と手招きしていました。するとどうでしょう、女の子の声が届いたのか、灰色や朱色、朱色に黒が混ざったまだら模様の鯉が悠然と出てくるではありませんか。これはチャンスと、夢中でシャッターを切りました。 その後、しまばら湧水館や湧水庭園「四明荘」を見学している時に笑顔で「こんにちは」と挨拶してくれる地元の若い女性に、話しかけてみました。その女性は地元の島鉄観光の方で観光客に無料のシャトルバスの案内をされてるとの事でした。こういう心遣いを感じられる事が出来るのも旅の醍醐味の一つかも知れません。彼女と別れ次の目的地の島原城へ向かいました。美しい島原城を撮影していると、賑やかな声が聞こえてきました。ジャージ姿の彼らは地元の高校生でしょうか。とすれ違う時に元気な声で挨拶してくれ清々しい気分で足取りも軽く楽しみにしていた武家屋敷へ歩を進めていましたが、武家屋敷迄の道順があやふやだった為、集団行動していたジャージの若者たちに尋ねてみました。「武家屋敷は学校のすぐ隣です。途中まで一緒に行きましょう」と言ってくれて、学校前で別れる時も丁寧に教えてくれました。訪れた先々で、地元の方々の優しさや、地元愛に触れ少し高揚した気分で武家屋敷に到着しました。当時の様子が垣間見え、古き良き日本の生活風景を感じられ当時の人々の息吹が感じられました。鯉の泳ぐまち~島原城~武家屋敷で地元の人たちと触れ合い気軽に歴史を満喫した後、雲仙岳災害記念館「がまだすドーム」と道の駅「みずなし本陣ふかえ」を訪れました。 島原半島は平成21年(2009)、「世界ジオパーク」に認定され、自然の脅威と災害の教訓を風化させることなく、後世に伝える展示施設を体感しました。同じタイミングで見学してた修学旅行の高校生たちが 被害の甚大さに目を見張り息をのんでたように見えました。雲仙島原地区の名産のジャガイモを取り上げようということで愛野のジャガイモ 畑を撮影してきました。 普段あまり気付かなかったのですが、ジャガイモ畑がものすごく広いということです。愛野の展望台でじゃがちゃんが名物なのも改めてうなずけました。 今回の取材では歴史だけでなく、人の優しさに触れ、豊かな自然の恩恵を肌で感じました。 ぜひ皆さん島原へ、長崎へ足を運んで頂き、自分だけのオリジナルな思い出を作ってみてはどうでしょうか。 鯉の泳ぐ城下町巡り「島原再発見」 今回、訪れたルート付近を解説付きで体験できるのがこちら! 武家屋敷街水路をはじめ、街のあちこちに点在する水源、湧水など水路を中心と した街づくりとその歴史を学びます。 キレイな水路を泳ぐ鮮やかな鯉にびっくり。 受入時期:通年 受入人数:1、1~5人 2、6人~ 体験時間:1時間半 体験料金:3、1回 3,000円 2、おひとり 500円 予約:要 (5日前までにメールかFAX、またはお電話でご予約ください。) NPO法人 がまだすネット 〒855-0879 島原市平成町1-1 雲仙岳災害記念館内 TEL:0957-62-0655 fax:0957-62-0680 http://www.gamadas.jp E-mail:taiken@gamadas.jp 大きな地図で見る
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