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椿の島・五島 〜五島を彩るヤブツバキ〜




かんころ餅づくり

五島の名物といえば新鮮な魚介類や五島手延うどんなどもありますが、寒い季節になってくると素朴な甘みの「かんころ餅」が郷愁をそそります。このかんころ餅がどのようにして作られるのか、新上五島町でかんころ餅づくり体験をしてみました。

媽祖行列孔子廟

かんころ餅作りの先生となってくださる地元の主婦の方々が取りだしたのは、スライスされたカリカリのさつま芋。さつま芋を収穫すると、皮をむいて薄くスライスし、茹でてから天日干しします。これが「かんころ(甘古口)」。昔からさつま芋の収穫が終わったら、こうやって保存食にしていたんですね。

かんころ餅を作るには、まずかんころをお湯で洗って戻しておき、かんころともち米を蒸し器にセット。ふっくらと蒸しあがったら、お待ちかねの杵と臼を使ってお餅にする工程です。ここでかんころと餅米、そして砂糖を混ぜ合わせます。初めて杵を持つ人がほとんどで気分はウキウキ、掛け声とともにみんなの笑顔がこぼれていました。地元の方にお話を聞くと、昔は正月前などに親戚が集まって沢山のかんころ餅を作っていたそうで、その日はとても賑やかだったとか。今でも作って遠方の親戚に送ると、とても喜んでくれるとにこやかに話してくれました。


中華街門

さて交代で杵つきを頑張ったつもりですが、そこは素人。餅が冷えてしまうと次の工程に行けないので、少し餅肌に残った粒つぶの処理は機械にお願いすることに。くにゅ~っと機械の下から出てくる生地は、きれいに色の混ざった滑らかなお肌。もうこの段階で美味しそう。
出てきたかんころ餅に粉をまぶしながら、程良い大きさに手でちぎった後は整形です。細長いなまこ型はテーブルの上で整えて。また、丸型には用意されていたアンを入れて丸めます。手のひらでくるくる丸めているうちに「あれっ!?アンコが飛び出て来た~」なんて時は、かんころ餅を余分に足してもらってちょっとビッグになることも。不格好だけどなんだか得した気分です。






むらさき芋の餡入り館頃もち

できたてほやほやを食べてみると、固いかんころ餅を軽く炙って食べる時とはまたひと味違う食感が新鮮に感じられました。柔らかな甘さとさつま芋の風味はかんころ餅ならでは。ほどよい伸び加減で、これがまた食べやすい。どこかほっとする懐かしい味わいでした。
今回の体験で使った食材の分量は、かんころ3kg、餅米2.5kg、砂糖2kgですが、教えて下さった先生方によると、昔はかんころの分量がもっと多かったとのこと。そして五島列島それぞれの地域や各家庭でも味が違うそうで、分量の加減が違うほか「よもぎや黒糖、水あめを入れるところもある」と、それぞれの家庭の味を教えてくれました。
なんだか帰ったらオリジナルかんころ餅作りに挑戦してみたくなってきましたが「絶対にさつま芋は天日干しにしてからよ!」と言われました。このひと手間が味の決め手なんですね。

新上五島町観光物産協会

  • 住所/〒857-4211 長崎県南松浦郡新上五島町有川郷428-31
  • TEL/0959-42-0964
  • 定員/10~30名
  • 所要時間/2時間
  • 料金/1人2000円
  • ※一週間前までに予約

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