Christian Culture II: Journey of the Tensho Embassy from Nagasaki to Rome


In 1582, four boys from among the first batch of students at the Arima Seminary departed from the port of Nagasaki for Rome. They had an audience with Philip II of Spain and Pope Gregory XIII and received a hearty welcome around Europe, thereby making the presence of Japan known by people in the rest of the world. They brought various elements of European culture back home with them, informing Japanese people about the wider world. Those members of the Tensho Embassy later led completely different lives in the age of a ban on Christianity in Japan.

 

旅する長崎学2 キリシタン文化Ⅱ 長崎発ローマ行き、天正の旅 目次

[巻頭特集]ローマを見た四少年 大航海の軌跡
第1章 美しい長崎港を旅立った
第2章 荒れ狂う海 見知らぬ国への大航海
第3章 フェリペ2世に感激の謁見
第4章 日本が世界にデビューした日
第5章 華麗!四人の見たイタリア
第6章 使節がヨーロッパに与えた衝撃
●寄稿 デ・ルカ・レンゾ「少年使節がヨーロッパにもたらした知識」
第7章 天正遣欧使節の生みの親 巡察使ヴァリニャーノ
[特集II]天正遣欧使節四人の激動と波乱の生涯
第1章 伊東マンショの肖像画 発見!
第2章 千々石ミゲル その光と影
●寄稿 大石一久「千々石ミゲルの生涯 – 謎の人生 -」
●千々石ミゲルの足跡をたどる旅マップ
第3章 秀才 原マルチノ
第4章 殉教者 中浦ジュリアン
●中浦ジュリアンのふるさとぶらり
●寄稿 小佐々学「天正遣欧少年使節ゆかりのラテン語の古書」
●キリシタン用語の基礎知識
[特集III]セミナリヨで咲いたキリシタン文化の華
第1章 天正遣欧使節が学んだセミナリヨの生活
第2章 セミナリヨの遺産<音楽>
第3章 セミナリヨの遺産<美術>
●寄稿 渡辺千尋「キリシタン銅版画 有家版「セビリアの聖母」を復刻して」
第4章 セミナリヨの遺産<印刷>
●ドラードとロヨラ
第5章 セミナリヨの遺産<科学技術>
第6章 流浪の神学校の終着駅<長崎>
●有馬付近のキリシタン史跡を歩く
●史料館めぐり

 


[巻頭特集]ローマを見た四少年 大航海の軌跡
「天正遣欧使節」とよばれる彼らは、かの地でなにを見、なにを日本に持ち帰り、「世界」にどんな影響を与えたのか。知っているようで知らない「天正の旅」が始まる。

[特集II]天正遣欧使節四人の激動と波乱の生涯
帰国後、対照的な人生をおくった4人の使節の姿を求めて、いま残る史跡を歩く…

[特集III]セミナリヨで咲いたキリシタン文化の華
巡察師ヴァリニャーノの指導のもと、1580年、日本で最初のセミナリヨが安土と有馬に、翌年、コレジヨが府内に誕生した。有馬晴信の協力で建てられた「有馬のセミナリヨ」の最初の入学生は22名、その中に、マンショ、ミゲル、マルチノ、ジュリアンら4人の少年たちはいた。
彼らを育てたキリシタン学校は、時代に翻弄され、各地を転々としながらも、のちに<キリシタン文化>とよばれる遺産も生み出していた。