隠元禅師と黄檗文化
Zen Master Ingen and Obaku Culture
本県の取組
Nagasaki Prefecture’s related initiatives
情報発信
Information sharing
次世代文化継承
Handing down culture to the next generation
-
1.国内外大学における講義
- 演 題
-
①クルーズと地域経済
②じつは、コレも黄檗文化
③今に息づく隠元禅師と黄檗文化
④長崎をめぐる文化交流の歴史と現状
~隠元禅師と黄檗文化、及び現代の交流~
- 目 的
- 国内外の大学で講義を実施することにより、日本文化に影響を与えた隠元禅師と黄檗文化を紹介し、隠元禅師招請に長崎が果たした重要な役割を発信し、本県のブランディングを図ると同時に、若い人たちが長崎県の魅力ある文化を知ることにより、文化の継承に繋げていくことを目指す。
- 講 師
- 長崎県文化振興課 主任主事 百田 成玉
- 内 容
-
令和元年から、国立大学長崎大学多文化社会学部の南誠准教授の「アジアにおける人の移動と日本」の講義において、「隠元禅師と黄檗文化」をテーマとした講義を実施。
また、南誠准教授はお寺の散策と黄檗文化の煎茶道や普茶料理を体験する「学さるく」の提案者である。
長崎県文化振興課の講師と学生たち
長崎大学多文化社会学部での講義
講義実施一覧表
日時 受講者 人数 H30.12.18 長崎大学経済学部MBA教養教育、経済界、県職員等 40 R1.7.30 長崎多文化社会学部3年生 トランスナショナリティ論 90 R1.10.18 厦門大学嘉庚学院の日本語学院 70 R2.1.24 長崎大学多文化社会学部 全学モジュールⅡ 2・3年生 40 R3.1.26 長崎大学多文化社会学部 全学モジュールⅡ 2・3年生 39 R3.5.26 長崎大学多文化社会学部 教養教育(全学)選択科目 1年生 77 R3.7.20 長崎大学多文化社会学部3年生 トランスナショナリティ論 49 R4.1.25 長崎大学多文化社会学部 全学モジュール科目Ⅰ 2年生 42 2.学生団体の見学・研修の受入及び派遣一覧表
日時 学生団体名勝 人数 H29.4.26~27 北京市私立匯佳学校の小学生(受入) 48 H29.9.16 未来へつなぐ日中青少年交流事業(派遣) 16 H29.10.20 「日中・植林植樹国際連帯事業」日中青少年交流事業訪問団(受入) 53 R1.5.15 台北国立芸術大学(受入) 22 R1.12.10 厦門大学嘉庚学院(受入) 16 北京市私立匯佳学校
長崎歴史文化博物館見学福清南少林寺の永国法師・広智法師と長崎県訪問団の皆さん
少林武術、精進料理体験等
「日中・植林植樹国際連帯事業」日中青少年交流事業訪問団 東明山興福寺見学
台北国立芸術大学
長崎県庁国際交流基金ふれあい場No.15 厦門大学嘉庚学院
茶道交流、東明山興福寺や眼鏡橋、出島、県庁等見学長崎国際大学と厦門大学嘉庚学院の茶道交流
1.国内外大学における講義
- 演 題
-
①クルーズと地域経済
②じつは、コレも黄檗文化
③今に息づく隠元禅師と黄檗文化
④長崎をめぐる文化交流の歴史と現状
~隠元禅師と黄檗文化、及び現代の交流~
- 目 的
- 国内外の大学で講義を実施することにより、日本文化に影響を与えた隠元禅師と黄檗文化を紹介し、隠元禅師招請に長崎が果たした重要な役割を発信し、本県のブランディングを図ると同時に、若い人たちが長崎県の魅力ある文化を知ることにより、文化の継承に繋げていくことを目指す。
- 講 師
- 長崎県文化振興課 主任主事 百田 成玉
- 内 容
-
令和元年から、国立大学長崎大学多文化社会学部の南誠准教授の「アジアにおける人の移動と日本」の講義において、「隠元禅師と黄檗文化」をテーマとした講義を実施。
また、南誠准教授はお寺の散策と黄檗文化の煎茶道や普茶料理を体験する「学さるく」の提案者である。
長崎県文化振興課の講師と学生たち
長崎大学多文化社会学部での講義
講義実施一覧表
日時 受講者 人数 H30.12.18 長崎大学経済学部MBA教養教育、経済界、県職員等 40 R1.7.30 長崎多文化社会学部3年生 トランスナショナリティ論 90 R1.10.18 厦門大学嘉庚学院の日本語学院 70 R2.1.24 長崎大学多文化社会学部 全学モジュールⅡ 2・3年生 40 R3.1.26 長崎大学多文化社会学部 全学モジュールⅡ 2・3年生 39 R3.5.26 長崎大学多文化社会学部 教養教育(全学)選択科目 1年生 77 R3.7.20 長崎大学多文化社会学部3年生 トランスナショナリティ論 49 R4.1.25 長崎大学多文化社会学部 全学モジュール科目Ⅰ 2年生 42 2.学生団体の見学・研修の受入及び派遣一覧表
日時 学生団体名勝 人数 H29.4.26~27 北京市私立匯佳学校の小学生(受入) 48 H29.9.16 未来へつなぐ日中青少年交流事業(派遣) 16 H29.10.20 「日中・植林植樹国際連帯事業」日中青少年交流事業訪問団(受入) 53 R1.5.15 台北国立芸術大学(受入) 22 R1.12.10 厦門大学嘉庚学院(受入) 16 北京市私立匯佳学校
長崎歴史文化博物館見学福清南少林寺の永国法師・広智法師と長崎県訪問団の皆さん
少林武術、精進料理体験等
「日中・植林植樹国際連帯事業」日中青少年交流事業訪問団 東明山興福寺見学
台北国立芸術大学
長崎県庁国際交流基金ふれあい場No.15 厦門大学嘉庚学院
茶道交流、東明山興福寺や眼鏡橋、出島、県庁等見学長崎国際大学と厦門大学嘉庚学院の茶道交流
生涯学習
Lifelong learning
-
- 演 題
- 隠元禅師と黄檗文化
- 目 的
- 日本文化に影響を与えた隠元禅師と黄檗文化を紹介することで、長崎県の文化的魅力と歴史上果たした役割を知ってもらうことを目的とする。
- 講 師
- 長崎県文化振興課 係長 松下 久子(学芸員)
日時 受講者 人数 R1.11~ 長崎県年金協会の「年金受給者のつどい」、計5回 501 R2.2.23 諫早婦人会大会 200 R3.10.28 大野ことぶき大学 50
長崎歴史文化博物館(情報発信の拠点)
Nagasaki Museum of History and Culture (an information hub)
-
動画による隠元禅師の紹介
写真集・歴史検証番組の制作
Creating photo collections and documentary programs about history
-
1.『印象長崎』の制作の協力
- 出版元
- 香港中國旅遊出版社
- 発行日
- 平成30年11月
- 発行部数
- 5,000冊
- 販 売
- 平成31年1月1日から香港書店30店舗で販売
- 価 格
- 130香港ドル(約1,800円)
- 内 容
-
平成29年11月28から黄檗文化などをテーマに、県内3つの文化施設、長崎県の美しい自然や県民の生活を中国(香港・台湾・マカオ含む)、シンガポールなどの著名なカメラマン10名により撮影。
また、平成31年1月19日の長崎~香港線開通に併せて出版元から長崎県知事に100冊贈呈。
2.歴史検証番組の制作
- 名 称
- 「私たちの友達の輪」(福建省と共同制作)
- 内 容
- 隠元禅師の足跡及び黄檗文化、黄檗文化交流など3分間番組4つ、10分1つ。
- 日 時
- 平成31年1月7日(月)~18日(金)
- 撮影先
- 中国福清市・厦門市、長崎県・京都府
- 放送日
- 平成31年2月7日(木)から順次放送
NPO法人長崎史談会原田博二会長の取材
東明山興福寺住職 松尾法道禅師によるお茶のお点前
黄檗宗宗務総長盛井幸道禅師の取材
隠元禅師ストーリーの小説化
Novelizing the life of the Zen master Ingen
-
- 日 時
-
①令和2年1月31日(金)~2月1日(土)
②令和2年10月17日(土)~10月18日(日)
- 内 容
- 直木賞にノミネートされた澤田瞳子氏が長崎県内の黄檗学者、黄檗寺院、隠元禅師ゆかりの地、長崎歴史文化博物館等を取材し、令和2年12月からオール読物(文藝春秋)で短編小説を掲載。(令和3年第165回直木賞受賞)
東明山興福寺 松尾法道禅師を取材
NPO法人長崎史談会 原田博二会長、長崎大学 若木太一名誉教授を取材
映画・ドラマのロケ誘致
Inviting movie and drama shooting
-
1.ノーベル文学賞受賞作家 石黒一雄氏の出世作『浮世の画家』
- 日 時
- 平成30年12月12日
- 制 作
- NHK
- ロケ地
- ヘイフリ坂、崇福寺
- ロケ俳優
- 渡辺 謙氏、中村 蒼氏、萩原 聖人氏、小日向 文世氏
2.福建省広播(ラジオ)影視集団の取材
- 取材者
- 福建省広播(ラジオ)影視集団副董事長
- 日 時
- 令和元年12月27日
- 取材先
- 長崎県知事、東明山興福寺、長崎歴史文化博物館、京都萬福寺等
- 内 容
- 福建省宣伝部、福建日報、福建総合チャンネル、福建東南衛視(衛星放送)等が同行し、本県の取組み及び東明山興福寺等において今に息づく黄檗文化を取材。ほか、黄檗宗本山の京都萬福寺等を取材。
東明山興福寺住職 松尾法道禅師を取材
第15回長崎歴史文化観光検定「隠元禅師の渡来と黄檗文化発祥の地・長崎」
15th Test on the History, Culture, and Tourism of Nagasaki: Arrival of the Zen Master Ingen and Nagasaki as Home of Obaku Culture
-
- 日 時
- 令和2年2月2日(日)
- 実施主体
- 長崎商工会議所
- 会 場
- 長崎・東京
職員研修
Staff education
-
- 日 時
- 令和元年12月23日(月)
- 会 場
- 長崎県庁
- 内 容
- 長崎県文化観光国際部の職員向けに、東明山興福寺の住職松尾法道禅師により「隠元禅師と黄檗文化及び交流」について講演を実施。
- 受講者
- 44名
黄檗文化交流・関連イベント
Cultural exchange and other events related to Obaku culture
「日中黄檗文化交流大会」の開催
Japan-China Obaku-Culture Exchange Meeting
-
- 目 的
- 本県ゆかりの隠元禅師の足跡を辿る黄檗文化交流を行うことにより、隠元禅師の功績を称え、福建・長崎のみならず京都との交流の絆を強固なものにし、インバウンドなどを含めた多分野における交流を進めていくきっかけとする。
- 日 程
- 平成29年10月11日(水)
- 主 催
- 長崎県・福建省
- 会 場
- 中国福建省福州市
- 参加者
- 約120名(日本からの黄檗関係者26名)
- 内 容
-
●茶道交流、演奏・演舞(長崎県:煎茶・抹茶、福建省:中国茶、古琴演奏、福清南少林武術演舞)
●黄檗文化国際シンポジウム
●福清市黄檗山万福寺において、隠元禅師大遠諱345周年
- 広 報
- 中新社ネット、中国僑網、福建テレビ、『人民中国』・『中国紀行』(雑誌)等
《主催者あいさつ》
長崎県知事
福建省政治協商会議副主席 李紅氏
《黄檗文化学術交流 代表者あいさつ》
黄檗宗管長猊下 京都萬福寺住職
近藤博道禅師福清市仏教協会常務副会長
福清南少林寺方丈広智法師黄檗の外護者徳川家の子孫 徳川家広氏
隠元禅師「初登宝地」
東明山興福寺住職 松尾法道禅師NPO法人長崎史談会 原田博二会長
黄檗文華殿副所長 田中智誠禅師
厦門大学 林観潮准教授
福建省の大学茶道部によるお点前
日本礼道小笠原流長崎県支部長
橋本幸子氏による煎茶のお点前《取材記事一部抜粋》
《関連イベント》
中国福建省福清市万福寺との交流(日中民間の黄檗文化交流支援)
第5回世界仏教フォーラム
5th World Buddhist Forum
-
- 日 時
- 平成30年10月28日(日)~30日(火)
- 会 場
- 中国福建省莆田市
- 主 催
- 中国仏教協会、中華宗教文化交流協会
- テーマ
- 「交流互鑑、中道圓融」
- 内 容
-
●仏教及び環境保護分科会
●中国・アメリカ・欧米仏教分科会
●日中韓仏教分科会
●新マスコミシンポジウム
●仏教及び人類運命共同体など 計10の分科会
- 開幕式出席者
-
中国中央書記処書記兼統戦部長 尤権、中央統戦部副部長兼国家宗教局長 王作安、元福建省委書記 于偉国、福建省省長 唐登杰、中国仏教協会副会長 演覚老師、チベット仏教会長 班禅額尓徳尼のほか、周辺国家政府要人、国際組織責任者、中宣部、全国政治協商委員会、文化及び観光部、仏教協会、学者、文化界などの著名人が出席。
ほか、香港・マカオ・台湾、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、韓国、インド等の55ヶ国の代表の出席と併せて千人程度で最高参加者数を実現。
※本大会で初めて隠元禅師が取り上げられ、東明山興福寺住職松尾法道禅師が「今に息づく黄檗文化と隠元禅師」について論文を発表。
東明山興福寺住職松尾法道禅師による講演
日中シンポジウム 「隠元禅師と黄檗文化」
Japan-China Symposium: Zen Master Ingen and Obaku Culture
-
~「絆」・「感動」・「文化交流」が生み出す新たな価値~
- 目 的
-
中国と長崎は長きにわたる交流によって互いの絆を深めてきた。その交流の歴史の中でも、隠元禅師の来日や黄檗文化の伝播は当時の日本人に多くの感動を与え、黄檗ブームを巻き起こした。江戸時代を通して、その影響は公家や将軍家から一般の僧俗にいたるまで広まり、日本の文化や生活に根付いていった。そして長崎が、このような日中間および日本国内での文化交流、近世日本の文化形成に重要な役割を果たしてきたことは周知のとおりである。
本シンポジウムでは、長崎が果たした役割の重要性や黄檗文化交流に関する研究発表と意見交換を行い、新たな日中交流のあり方を探る。
- 日 時
- 令和元年6月30日(日)
- 主 催
- 長崎県・長崎市・長崎大学
- 共 催
- 中華人民共和国駐長崎総領事館・日本華人教授会議
- 会 場
- ホテルニュー長崎
- 参加者
-
約600名
うち、中国側約100名、長崎県外からの来賓50数名
- 内 容
-
黄檗文化研究者の講演及び長崎大学のコーディネーターにより、マスコミ・華僑代表者・華僑研究者・黄檗僧侶・俳優等のパネルディスカッションを行った。
隠元禅師の招請や黄檗文化の伝播に長崎が果たした重要な役割、また黄檗文化交流に関する研究発表と意見交換を行い、新たな日中交流のあり方を探った。
日中シンポジウムの開催にあたり、中華人民共和国の習近平主席からお祝いの親書をいただいた。
- 広 報
- 中新社ネット、中国僑網、福建テレビ、『人民中国』・『中国紀行』(雑誌)等
開会式、日本礼道小笠原流長崎県支部の皆様による煎茶のお点前
《主催者あいさつ》
長崎県知事
長崎大学 河野茂学長
《来賓あいさつ》
中華人民共和国駐日本国大使館 郭燕公使
中国仏教協会副会長
福建省仏教協会 普法常務副会長福建省外事弁公室 王天明主任
(福建省委于偉国書記の代理出席)黄檗宗管長猊下
京都萬福寺住職 近藤博道禅師《基調講演》
「隠元禅師と黄檗文化」NPO法人長崎史談会 原田博二会長
《講演》
「隠元禅師―『万国の春』を心にー」長崎大学 若木太一名誉教授
《ステージアトラクション》
龍踊り長崎女子高等学校の龍踊部より演舞
《パネルディスカッション》
- コーディネーター
- 長崎大学多文化社会学部 首藤明和研究科長(当時)
- パネリスト
-
・NHK長崎放送 遠藤理史局長
・俳優 段 文凝
・福建会館 陳 東華理事長
・NPO法人長崎史談会 原田博二会長
・東明山興福寺住職 松尾法道禅師
・武蔵野美術大学 廖 赤陽教授
《会場様子》
《関連イベント》
民間の黄檗文化交流支援
- 日 時
- 令和元年6月30日(日)
- 名 称
- 隠元禅師東渡記念イベント
- 会 場
- 隠元禅師初登宝地東明山興福寺
- 内 容
-
1.隠元禅師東渡365周年記念イベント
2.隠元禅師ゆかりの東明山興福寺と厦門虎渓岩寺の友好寺院締結 ほか、関係者の長崎歴史文化博物館の特集展示「渡来黄檗僧の書画」の視察、寺院(崇福寺・晧台寺・聖福寺)との交流。
3.京都黄檗山萬福寺と交流
※九州新幹線西九州ルートの開業にあわせ、新たに長崎INまたはOUTの隠元禅師ゆかりの地の人の流れを試みる。
隠元禅師東渡365周年記念イベント
黄檗文化交流を目的とする友好寺院の締結
隠元禅師が中国を離れる最後の地_厦門(虎渓岩寺)&隠元禅師の日本「初登宝地」_長崎(東明山興福寺)鼓山涌泉寺方丈普法法師と海雲山晧台寺住職齋藤芳寛和尚
「晧台禅寺」扁額は鼓山の道霈禅師書、約400年後に交流再開京都萬福寺との交流
学さるく実施「黄檗の魅力を訪ねて」
“Saruku for Learning” program: Tour of Attractive Obaku-related Spots
第1回目
1st session
-
- 日 時
- 令和元年10月27日(日)
- 会 場
- 晧台寺~興福寺
- 解説者
- NPO法人長崎史談会 原田博二会長
- 参加者
- 23名
第2回目
2nd session
-
- 日 時
- 令和元年11月3日(日)
- 会 場
- 福済寺~聖福寺
- 解説者
- NPO法人長崎史談会 原田博二会長、聖福寺 田谷昌弘住職
- 参加者
- 29名
学さるく
NPO法人長崎史談会会長原田博二氏の案内により、福済寺をさるく
「世界平和の鐘(梵鐘)」・「隠元禅師像」の寄贈
Donation of a Temple Bell for World Peace and a statue of the Zen master Ingen
世界平和の鐘
Temple Bell for World Peace
-
福建省から東明山興福寺開創400周年を記念し、「世界平和の鐘」が寄贈された。
日 時:令和3年2月
隠元禅師像
Statue of the Zen master Ingen
-
中国美術館館長呉為山氏により、令和3年11月に隠元禅師像が寄贈された
隠元禅師像 中国美術館館長呉為山 作
篆刻家師村妙石 書
隠元禅師東渡「初登宝地」―「東明山 興福寺」開創400周年記念イベント
Arrival of Zen Master Ingen on “Treasure Land”: Celebration of the 400th Anniversary of the Foundation of Tohmeizan Kofukuji Temple
-
日本最古の唐寺東明山興福寺開創400周年記念大法要にあわせて、隠元禅師像の除幕式及び「世界平和の鐘」の撞き初め式が開催された。これから「世界平和の鐘」及び隠元禅師像は、長崎県と福建省、長崎県と中国の新たな友好のシンボルになるものと期待される。
- 日 時
- 令和3年11月14日(日)
- 祝 電
-
孔弦佑中華人民共和国駐日全権大使、中国仏教協会 等
- ビデオメッセージ
-
中国美術館館長 呉為山
福耀集団董事長 曹徳旺
福清万福寺方丈 定明法師
- 記念書贈呈
- 中国仏教協会副会長 福州鼓山湧泉寺方丈 普法法師
- 広 報
-
〇令和3年11月14日
・中国福建省から寄贈された吊り鐘響き渡る長崎興福寺
NHK長崎NEWS(佐賀、大阪)、1分
・呉為山彫刻作品「隠元禅師像」が日本長崎興福寺で落成除幕
CCTV(央視新聞)のネット記事
・隠元禅師像が日本長崎で落成除幕
CCTVニュース 3分8秒
・孔弦佑中国駐日大使Twitter
コメント及びNHK長崎NEWS紹介
・中国仏教協会Wechat公衆号
隠元禅師像が日本長崎で落成除幕(CCTVのニュースを掲載)
日本長崎興福寺で平和の梵鐘開眼式、福建黄檗山萬福寺祝電(中国新聞網)
呉為山彫刻作品「隠元禅師像」が日本長崎興福寺で落成除幕(央視新聞)
隠元禅師像が日本長崎興福寺で落成除幕、中国仏教協会が祝電
〇令和3年11月15日
・中国寄贈の隠元禅師銅像が日本長崎興福寺で除幕(新華社)
・中国寄贈の隠元禅師銅像が日本長崎興福寺で除幕(百度の新華社記事)
・「中日友好、世代継承」-日本長崎興福寺400周年記念法会円満終了(旅日僑網)
・長崎興福寺400周年記念法要印象(馮学敏撮影画廊)
〇令和3年11月16日
・隠元禅師が縁、日中友好の音響く 興福寺に寄贈の鐘つき初め(朝日新聞)
・興福寺で開創400周年法要。鐘撞き初め、隠元像開眼式も(長崎新聞)
・国内最古の唐寺、興福寺 1年遅れで400年法要 (西日本新聞)
〇令和3年11月17日
・馮学敏:長崎興福寺400周年記念法要印象(東瀛万事通)
・必ず東方に天明の時がある-長崎東明山興福寺開創400年記念法会(人民中国Wechat)
〇令和3年11月25日
・長崎興福寺400周年記念法要(中文導報 CHINESE POSTURE)
〇令和4年1月5日
・銅像と鐘に願いを託して 隠元禅師ゆかりの興福寺開創400周年『人民中国』(雑誌)
孔弦佑中華人民共和国駐日本国全権大使からの祝電
中華人民共和国駐長崎張大興総領事挨拶
中国美術館呉為山館長からのビデオメッセージ
(福耀集団 曹徳旺董事長「世界平和の鐘」の寄贈者、福清万福寺の檀家総代)
孔弦佑中華人民共和国駐日本国全権大使Twitter(令和3年11月14日)
民間の黄檗文化交流活動への支援
Supporting private exchange activities focusing on Obaku culture
福清黄檗文化促進会訪問団の受入れ
Accepting missions from the Fuqing Huangbo Cultural Promotion Association
-
- 日 時
- 平成29年8月23日(水)
- 主 催
- 福清黄檗文化促進会
- 内 容
-
中国福建省福清市から僧侶・檀家・黄檗文化研究者等がクルーズで長崎県を訪問し、西日本の黄檗宗僧侶及び黄檗文化研究者、行政の関係者と交流を行った。
クルーズの旅行商品企画の際に、県が中国側の旅行代理店とミュージアムなどの文化施設の視察を含めた旅行商品の造成に携わった。
- 参加者
- 70名
福清黄檗文化訪問団の受入
隠元禅師「初登宝地」東明山興福寺との交流
中華人民共和国駐長崎鄧偉総領事表敬訪問
(訪問団の代表者のみ)
厦門虎渓岩寺との交流
Exchanges with Huxiyansi Temple, Xiamen, China
-
・「隠元禅師の足跡を辿る」中国黄檗虎渓岩寺交流団の受入
- 日 時
- 平成30年6月8日(金)~令和元年6月9日(土)
- 行 程
- 長崎(MU搭乗)→北九州→京都(萬福寺泊)→奈良→大阪
- 内 容
- 中華人民共和国駐長崎領事館 崔龍領事、長崎県文化観光国際部 田代秀則政策監、黄檗宗僧侶、茶道関係者、学者、華僑、東明山興福寺檀家等の参加による黄檗文化交流を展開。
厦門虎渓岩寺方丈の浄心法師と長崎県文化観光国際部政策監田代秀則(当時)
厦門虎渓岩寺交流団と東明山興福寺の交流
- 日 時
- 令和元年6月29日(日)
- 行 程
- 大阪→京都(萬福寺)→福井(永平寺泊)→長崎→東京
隠元禅師東渡記念石碑建立、隠元禅師東渡365周年記念シンポジウム
- 日 時
-
令和元年6月21日(金)
※隠元禅師が厦門から長崎へ出発した日
隠元禅師東渡記念石碑除幕式
厦門市民宗局の蘇清臻局長(一列目の女性)を表敬訪問
6月21日隠元禅師東渡記念日に
SNSで大騒ぎになるほどの厦門の空模様隠元禅師東渡記念像建立
- 日 時
- 令和元年11月24日(日)
- 会 場
- 中国厦門市
- 主 催
- 厦門虎渓岩寺
- 参加者
- 200名程度
隠元禅師東渡記念像除幕式
「中国・漳州・南山の光」一帯一路関連イベント
Belt and Road Initiative-related event: Light of Nanshan, Zhangzhou, China
-
- 日 時
- 平成31年10月11日(木)~15日(火)
- 主 催
- 福建省仏教協会主催
- 会 場
- 中国福建省漳州市南山寺
- 参加者
-
120名程度
長崎県内からは、東明山興福寺住職の松尾法道禅師、万寿山聖福寺住職の田谷昌弘禅師、海雲山晧台寺副悦の文殊大輔和尚3人が論文を発表された。
漳州南山寺(隠元禅師の法弟亘信禅師の黄檗寺院)
「一帯一路」仏教国際僧青年学術シンポジウムでの論文発表
鼓山涌泉寺の普法法師(中国仏教協会副会長)を表敬訪問
泉州承天寺の向願大和尚(中国仏教協会副秘書長)を表敬訪問
(隠元禅師の法弟亘信禅師の黄檗寺院)
中国福建省の黄檗山万福寺の落慶イベント
Celebration of the reconstruction of Huangboshan Wanfusi Temple, Fujian Province, China
-
黄檗山開山1230周年記念
「第1回国際黄檗禅シンポジウム」- 日 時
- 令和元年11月22日(金)
- 会 場
- 福清黄檗山万福寺、
- 論文発表
- NPO法人長崎史談会原田博二会長から「黄檗禅の成立と各地への伝播」を発表
- 参加者
-
韓国、日本、アメリカ、インドネシア、シンガポール、オーストラリア、ドイツなどの12ヶ国や地域から千人程度出席。(落慶イベント)
中国、日本、韓国、アメリカの4ヶ国から30名の黄檗研究者が出席。
新築された中国福建省福清市の万福寺
中国CCTVの取材(長崎県の取組みについて)
関連交流イベント
Related exchange events
-
民間の黄檗文化交流の支援
黄檗宗近藤博道管長猊下を団長とする黄檗文化交流団が鼓山涌泉寺普法法師(中国仏教協会副会長)を表敬訪問
福清南少林寺との交流①
福清南少林寺との交流②
著名人の黄檗寺院視察
Visits to Obaku-school temples by dignitaries
福建省副省長 李 徳金氏
Mr. Li Dejin, Vice Governor of Fujian Province
-
- 氏 名
- 李 徳金氏
- 役 職
- 福建省副省長
- 日 時
- 平成29年11月27日(月)
- 視察先
- 東明山興福寺
中華人民共和国駐日本国全権大使 程 永華氏
His Excellency Mr. Cheng Yonghua, Chinese Ambassador Extraordinary and Plenipotentiary to Japan
-
- 氏 名
- 程 永華氏
- 役 職
- 中華人民共和国駐日本国全権大使
- 日 時
- 平成30年2月22日(木)
- 視察先
- 東明山興福寺、分紫山福済寺、万寿山聖福寺
香港中華総商会会長 蔡 冠深氏
Dr. Jonathan Choi Koon-shum, Chairman of the Chinese General Chamber of Commerce, Hong Kong
-
- 氏 名
- 蔡 冠深氏
- 役 職
-
香港中華総商会会長
※梅屋庄吉の曾孫小坂文乃氏(日比谷松本楼代表取締役社長)同行
- 日 時
- 平成30年7月21日(土)
自治体国際化協会訪問団
Chinese mission invited by the Council of Local Authorities for International Relations
-
- 氏 名
- 林 先江氏
- 役 職
- 中国外交部外事管理司参事官
- 内 容
- 林先江氏を団長とする四川省、湖北省、陝西省等の外事・僑務弁公室、中国日本友好協会の責任者が黄檗寺院を視察し、煎茶を体験。
- 日 時
- 平成30年11月21日(水)
- 視察先
- 東明山興福寺
中華人民共和国駐日本国全権大使 孔 鉉佑氏
His Excellency Mr. Kong Xuanyou, Chinese Ambassador Extraordinary and Plenipotentiary to Japan
-
- 氏 名
- 孔 鉉佑氏
- 役 職
- 中華人民共和国駐日本国全権大使
- 日 時
- 令和元年9月3日(火)
- 視察先
- 東明山興福寺
福建省委書記 于 偉国氏
Mr. Yu Weiguo, Governor of Fujian Province
-
- 氏 名
- 于 偉国氏
- 役 職
- 福建省委書記(当時)
- 日 時
-
令和元年11月14日(木)
※長崎県と福建省が友好県省締結以来、福建省委書記の来県は初めてである。
隠元禅師・黄檗文化関連年間カレンダー
Calendar of annual events related to the Zen master Ingen and Obaku culture
1月1日~1月15日 | ランタンフェスティバル(中国の春節)(旧暦) |
---|---|
1月11日 | 鏡開き(無病息災) |
1月15日 | 元宵節(崇福寺)(旧暦) |
2月3日 | 節分(興福寺) |
4月3日 | 開山祥忌(京都萬福寺)隠元禅師示寂日、隠元豆の日 |
4月8日 | 花祭り |
4月中下旬 | 東彼杵町献茶式(興福寺) |
5月第三の土日 | 全国煎茶道大会(京都萬福寺) |
6月21日 | 隠元禅師東渡記念日(中国厦門→長崎へ出発) |
7月5日 | 隠元禅師長崎着岸日 |
7月26日~7月28日 | 中国盆会(崇福寺) |
11月4日 | 隠元禅師生誕日 |
12月の最初の日曜日 | 茶筅供養会(聖福寺) |
鏡開き(興福寺)
東彼杵町の献茶式(興福寺)
全国煎茶道大会(京都萬福寺)
茶筅供養会(聖福寺)
1st to 15th days of the 1st lunar month | Lantern Festival (Chinese New Year) |
---|---|
January 11 | Kagami-biraki (cutting and eating rice cakes to pray for good health) |
15th day of the 1st lunar month | Genshosetsu Festival at Sofukuji Temple |
February 3 | Setsubun Festival at Kofukuji Temple |
April 3 | Memorial of the death of Ingen at Manpukuji Temple, Kyoto; Ingen Bean Day |
April 8 | Buddha’s Birthday Festival |
Mid- to late April | Higashisonogi Town Tea-offering Ceremony at Kofukuji Temple |
3rd Saturday and Sunday of May | All-Japan Senchado Conference at Manpukuji Temple, Kyoto |
June 21 | Anniversary of Ingen’s departure from Xiamen, China, to Nagasaki |
July 5 | Anniversary of Ingen’s landing at Nagasaki |
July 26–28 | Chinese Bon Festival at Sofukuji Temple |
November 4 | Ingen’s birthday |
1st Sunday of December | Memorial service for used tea whisks at Shofukuji Temple |
Kagami-biraki at Kofukuji Temple
Higashisonogi Town Tea-offering Ceremony at Kofukuji Temple
All-Japan Senchado Conference at Manpukuji Temple, Kyoto
Memorial service for used tea whisks at Shofukuji Temple
日中学術交流
日中の隠元・黄檗文化研究者の相互交流を深めています。
研究者の皆様に研究成果をもとにコラムを執筆いただきました。ぜひご一読ください。
(五十音順)
Japan-China academic exchanges
Nagasaki Prefecture helps Japanese and Chinese scholars engaged in research on Ingen and Obaku culture to deepen mutual exchanges.
Below are essays contributed by some of those scholars based on their research findings. We would be happy if they could stimulate your interest in the Zen master Ingen and Obaku culture.
(In the order of the Japanese syllabary)